カキドオシ

2025年03月09日

カキドオシ 朝は放射冷却で寒かった。だがやがて春の太陽が照り付けて暖かくなった。その陽気に誘われて事務所周辺を散策した。カキドオシの群れの葉の中にピンク色の花を咲かそうとしているのを見つけた。確実に春に向かっている。まだ一株だったが花を咲かそうとしていた。

 

 入院の反省に、もう一杯飲みたいのを我慢することにした。従って睡眠時間が増えた。が、よく夢を見る。毎夜のように、病院のベッドに身体拘束された息子の顔が夢に出てくる。可哀そうで胸が苦しくてうなされる。そして汗をかいて目が覚める。現実の夢を見るようになった。

 

 そんな苦しさをひとりで悩むのは辛い。事務所には、私の机にキャビネサイズの妻の遺影を置いている。先日から妻の遺影を私の正面に向けることにした。ひとりの事務所だが、椅子を置いた4っつの机があって、時々移動する。妻もその度に移動する。そうしだして感じた。安心だなと。妻が私を励ましている。

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