店主日記

  • また雪が舞ってきた 2025年02月22日

     朝晴れ間がのぞいた。だけどそれもつかの間、雪が舞いだした。巷は今日から3連休、せっかくの3連休なのにとそう思っている子供さんたちも多いのではないか。ふと、子供たちと遊んだ昔を思い出した。ホライゾンの、荷台に屋根にキャンプ道具を積んでいる私の姿が見えてきた。

     

    朝 退院してから、むさぼるようによく眠る私なのである。だが、入院中の私は全くと言っていいほど、眠れずにいた。寝床が違うから眠れないのか、環境の違いからだろうか、それとも小心なだけなのか。早朝の3時ごろから意識が途絶えることがなかった。早く朝が来ないかなあと。

     

     東向きの私の病室のカーテンの隙間から薄っすらと陽の明るさが差し込んできた。朝だ、カーテンを開けよう。あ、朝陽だ。もう直ぐ室内の照明が付く。本が読める。事務所にあった読みかけの文庫本と、ずいぶん前に読んだもう一度読みたいのと、2冊持って来た。

     

     辻村深月氏著書の「傲慢と善良」を読み始めた。前半は遅々とした物語が残り3分の1で動く。推理小説か、恋愛小説家かそう言ったジャンルで分類すると恋愛小説だ。若者の心の内面の描写がおもしろかった。そうなんだよ、私もまだまだ恋愛小説が読めるんだよ。

  • やっぱり娑婆は良いね 2025年02月20日

    宍道湖 一週間前から寒気がして、4日前になったらその悪寒がたまらなくて、夜中に胸がゼイゼイと鳴りだして、よっぽど救急車で病院に行きたくなって、だけど明日の朝に来客予定。あくる日、来客の用事済ませて、祝日だったから救急外来を訪ねた。肺炎のよう、入院ですね。11日のことである。

     

     救急外来の医師が心配するのをよそに、入院用品の買い出しに行った。洗濯する人がいないから多めの下着。入院衣の上に着る防寒の上着。などなどを仕入れて午後1時30分入院棟へ。そして治療を受けること7日間。18日の火曜日の午前中に退院してきた。

     

     18日と19日は自宅でゆっくりと休んだ。そして今日出勤。だがまだ病み上がり、思うように仕事ができる訳もなし、ぶらっと宍道湖を眺めてこよう。宍道湖の風景は霞んでいた。嫁ヶ島以外に見える風景もない。まるで私の心のよう。でもやっぱ娑婆はいいな。

  • 今季最強寒波は終わりそう 2025年02月09日

     出勤する車の屋根には20センチほどの雪が積もっていた。私の駐車場は吹き溜まりになっているから実際の積雪量はもう少し少ないだろう。昨日から寒気がして、どうも今日は体がだるい。ならば積雪でお客様もないだろうから、のんびりと事務所で過ごそうと思った。

     

     YouTuveでSayaさんが歌う歌を順繰り順繰りと聴いていた。「秋桜」が回ってきた。どうもこの歌を聴くと心がしんみりとしてしまう。母親と、そして明日嫁ぐ娘の話だから。私の娘が嫁ぐ時、母はもうこの世に居なかった。だから二人ともあの秋桜の気持ちは味わえなかった。あの曲を聴くたびに、二人にあの気持ちを味あわせてやりたかったとそう思う。そして、心がしんみりとする。だけど、いい歌だね。

     

     今午後の3時半。歩道にはまだ雪が残っているが、車道の雪はすっかり消えていった。最強の寒波はもう終わったのだろう。

  • 雪が降る 2025年02月07日

    雪が降る 朝の9時過ぎから雪が降りだした。一時は事務所の近くの道路の案内看板の字が読めなくなるぐらい視界を遮った。それも昼前には小降りになって、やがては止んだ。歩道に5センチ程の積雪を残して。

     

     子供の頃の雪の思い出は山ほどある。竹スキーを作って山で滑ったこと。屋根の雪下ろしを手伝ったこと。家の前の坂道の一部をてかてかに光らせて夜帰ってくる親父を転ばせて叱られたこと。兄貴に素っ裸にされて雪の庭に放り出されたこと。 

     

     よく人に聞かせてあげることがある。私の小学校の通学路は4キロ程あった。よく積もった夜の明けの日の登校だ。近所の子ども達と懸命に雪をかき分けて、早めに出かけたのにそれでも10時頃に学校に着いただろうか。玄関に入ると用務員さんが出てきて言う。「今日は大雪で臨時休校だよ。」・・・電話も有線放送もない時代の滑稽な話である。

  • 宍道湖は荒れていた 2025年02月05日

     朝起きて、外を見たら雪が舞っていた。出雲市の息子を見舞ってやりたいんだが断念した。もし、大雪になって道路が寸断されたらと思うと心が怯んだ。少々のことなら克服できた若さじゃあないんだから、慎重に慎重に。だが、宍道湖一周ぐらいなら大丈夫だろう。

     

    荒れた宍道湖

     

     千鳥町の宍道湖畔の駐車場に車を停めた。吹く風に向かって車を停めた。力いっぱい押さないとドアが開かない。それほど、強風だ。湖畔に佇むと、体が吹っ飛びそうだった。風に揺れながらカメラを構えた。いかん、水平がだせない。その強風に宍道湖がもがいていた。苦しんでいるように見えた。再び車に乗った。人間だって、そんな時もあるんだ。もがいていた昔の日々が脳裏に蘇ってきた。そして何とかなるもんなんだとそう思った。

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