店主日記

  • 夏は終わったけど「青い夏」 2020年08月25日

     猛暑が続く。とおに立秋はすぎていったのに猛暑が続く。バイクの郵便配達員さんが目の前にいる。後ろのバッグからタオル出して顔の汗を拭いている。シャツは汗に濡れて背中に張り付いている。まだこの炎天下をあちらこちらと走り回るのだろうけど、大変だなって頭が下がる。私はエアコンの中、こんな所にいていいのだろうか。

     

     あんなにラジオが好きだったのに、聞かなくなって2年余りが経つ。この頃ニュースを聞く気にもならなくなった。NHKもこの頃俗化してしまって。今聞いているのは音楽だけ。身近にある音楽だけ。出勤する時も、帰宅する時も、車の中で流れるのは音楽だけ。女性の声がいい。しっとりと歌うなめらかな曲がいい。暦の上では夏は終わったけど、山本潤子が歌う「青い夏」が心地良い。いつも繰り返し繰り返し聞いている。2回聞いたら家に着いてしまうけど。

  • 仲良くしてるから 2020年08月22日

    サギソウ2 今朝の山陰中央新報の「明窓」欄に、墓のことが書いてあった。都会に行ってしまっている人たちの両親の墓はどうするって書いてあった。私の故郷の墓も寄せ墓にして集合墓地に収められている。甥っ子たちの考えだ。

     

     我が家の墓はと言うと、今私の妻がひとりで公園墓地に眠っている。ひとりで寂しいだろうから、私が毎朝行くことにしている。花も一週間に一度は生け替えている。松江市が管理する公園墓地だから、手入れの心配もない。草ぼうぼうに荒れることはない。

     

     子供たちは将来においても帰って来ないだろう。でも心配はしていない。私が死んだら、妻と二人の墓になる。・・・寂しくなんかない。かあちゃんだって俺が居れば。だから二人で仲良くしてるから、一年か二年に一度でいいから顔見せろ。年、数千円の管理費だけは収めてくれ。子供たちにはそう伝えようと思っている。

  • つみれ、それともつくね 2020年08月20日

     私を知ってる人に時々会う。最近の様子を聞かれるので正直に話す。様子を聞いてくれる人は女性が多い。男性はダメ。自分の思うことしか言わない。自分のことしか言わないから。その点女性は優しさがあっていい。どんな食事しているのって聞く。

     

     最近暑いから、食欲がなくて素麺が多いかなって答える。すると彼女が言う。ますます痩せちゃうわよ、もっといいもの食べなくちゃって。有難い。そんなに親しくもないのに気遣ってくれる。じゃあ今夜は栄養いっぱい摂ろうかって気にもなる。

     

     墓参の帰り、スーパーに行く。ニンニクとショウガと、野菜いろいろ買った。肉は鶏ミンチと豚ミンチ。二つ合わせてニンニクすってショウガすって野菜もちょっぴり入れて味付けた。つなぎは片栗粉。これってつみれ、それともつくね。栄養たっぷりの出来上がりだ。エアコンの中で食べる鍋料理もおつなもの。私の昨日の休日の夕食である。

  • サギソウ 2020年08月15日

     若い頃、一緒に暮らしていた母が亡くなって悲しくて人の命って何だろうと考えた時がしばらくあった。死んでいく人がその時、何を思うのだろうと本に学ぼうと思った。特に、戦争やあるいは切腹さえする戦国武将物を選んで読んだ。山岡荘八の徳川家康、そして太平洋戦争は自然と読書に力が入った。

    サギソウ

     私が幼い頃、病弱だった母。遊んでもらえなかった寂しさもあった。そんな母がある日腕枕をしてくれた。でも、頭の重さを軽くしようと寝たふりして頑張った。母が大好きだったから。中学校を出て夜学に進んで独立したのも、母に苦労をかけたくないその一心からだった。

     

     松江市で一緒に暮らすようになって、休みのたびにドライブに連れて行った。母も喜んでいた。母は山野草が好きだったので行く先に咲いている花の名前を私に教えた。母の死後、私もその名を覚えようと山を歩き回った。三脚担いで、一眼レフに接写レンズつけて山を歩いた。花を見て、母の気持ちになりたかった。

     

     以来、山野草は私にとっては母そのものだ。昨夜のテレビである。広島県の「世良夢公園」でサギソウが見ごろだという。いてもたてもいられなくなった。そして朝7時出発で世良夢公園に行った。妻との思い出も多い世良町。尾道の娘にも会ってきた。これがサギソウなのである。飛んでいるシラサギに似ているからこの名がついた。大きさは、モンシロチョウの小さい羽一枚とどちらが大きいだろう。曇り空ならもっときれいに撮れただろう。

  • 暑いいちにち? 2020年08月10日

     雲盆前ではあるし、来客もないだろう。それにこの頃暑さで疲れている。ゆっくり出勤しようと思った。弁当と言うにはおこがましいが昼食を詰める。そう、私はコンビニやマーケットで買う出来合いの弁当は好まないのである。粗末でもいい、自分で作ったものの方が美味しく頂ける。

     いつもよりずいぶん遅くに自宅を出発した。直接お墓に向かう。活け替えてからまだ5日しか経っていないのに花がしおれている。暑さのせいだ。花立ての水がお湯になり、何時だったかは空っぽになっていた時があった。生け花にとっても苦難の時期なのである。

     

     墓参を終え、走る車の中で空を見上げた。青い空と、浮かぶ白い雲とのコントラストが異様だ。時々こんなコントラストを目にする。台風の前であったり、異常な気象の予測なのであろう。今日は、異常なほどに暑いのだろうか。

     

     異常なことは雲だけではない。松江市で新たにコロナ感染者が100人近く出た。最大級のクラスターだ。昨夜のテレビニュースで言っていた。尾道に住む娘に即刻電話、盆には返って来るなと言った。

     

     ところで黙秘権行使の安倍総理である。日本政府である。コロナ禍のなか、国民はどうしたらいい。どのような暮らし方をしたらいい。そこのところが分からないのである。日本はどのような方向性で行くのか、説明してほしい。説明できなければ、やる気がないならば、辞職してほしい。国民は今、悪夢の真っただ中にいるんだから。

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