店主日記
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母の日
2021年05月09日
その昔、私が小学校に通っていた頃である。母の日はこうするものなんだよって、先生が教えてくれた。母がいる人は赤いカーネーション。母がいない人は白いカーネーション、そう言って教えてくれた。子供だったけど、でもそれって違うなって思った。
あの日も、今日と同じように母の日にふさわしい五月晴れの爽やかな日曜日だった。天までもが私たちの幸せを祈ってくれている、そう思いながら教会に向かった。妻が、母に贈るんだと言って選んだのが母の日。そう、母の日は私たち二人の結婚記日なのである。そして2年前、長女が選んだその日の理由も、そうだったのかもしれない。
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山の緑
2021年05月04日
いつかの5月の連休に、三瓶山に行った。北の原のレストランでなんと言ったっけ、何とかバーガーをふたりで食べた。妻が亡くなってから、それを食べようとひとり向かった。でも、その店は水曜日は定休日。思い出は果たせなかった。
今日、その三瓶山に行った。コロナウイルスの関係だろう、人との接触が少ない山の駐車場には車が溢れている。皆、考えは同じだな。仕方なく、頓原に向かって下ることにした。道の駅の国道の反対側にトイレのみを備えた駐車場がある。広い駐車場に2台の車だけが駐車している。静かでいいなって、持って来たサンドイッチを食べる。音楽を聴きながらしばし時間を過ごす。

緑がきれいだ。いつもそう思うのだけれど、太陽光の強さもあって今日は一段と鮮やかに見える。道路わきの駐車場スペースに車を停める。しばし見惚れる。美しい。濃淡の、変化がすごく美しい。
帰り、宍道湖西岸なぎさ公園に行ってみた。きちんと整備された公園ではない。ほぼ自然のその姿でこの一帯をそう名付けているらしい。妻と同じ名の公園、佇むだけで胸が熱くなっていく。
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奥出雲行き
2021年05月02日
計画通り、奥出雲町に出発した。土砂降りの中である。でも構うものか。サンドイッチ作って、フォークソングなどの音楽のCD積んで、カメラを積んで出発した。午後になったら小雨になるだろう。そしてやがては止むだろう。

11時、到着した。まず墓参だ。傘を差して線香を灯す。お父さん、お母さん、あんちゃん、半年ぶりだね。無沙汰してごめんねって墓参を終えた。鬼の舌ぶるいに行ってみる。まだ雨。駐車場でしばらく考えるが今日は歩くのやめておこう。
道の駅「奥出雲おろちループ」に行く。途中雨の中、車を止めて民家の屋根と新緑に見惚れる。やはり写真は、生活の匂いがあるのが好きだな。
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今日から5月
2021年05月01日
先日の大風と土砂降りで駐車場に松ぼっくりと落ち葉が散乱している。それが雨に濡れてアスファルトにへばりついている。もう少し乾いたらきれいにしよう。きれいにして連休を迎えよう。
明日はサンドイッチ作って私の故郷の奥出雲町に行こう。ご先祖のお墓参りしよう。鬼の舌ぶるいに行って「鬼滅の刃」で切り割られたような「鬼の試刀岩」でも見てみようかな。道の駅「奥出雲おろちループ」の駐車場でサンドイッチ食べながら文庫本を読もうかな。
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徒然に
2021年04月28日
定休日なのに早くに起きた。昨夕、妻の実家から届け物が届いたとの知らせがポストに入っていた。それを持って郵便局に引き換えに行った。帰り事務所によって玄関先を掃き清める。奇麗になったこれでよし。帰って贈り物を仏壇に供えた。そして朝食だ。
車修理のために島根日産に。夕方まで代車を借りる。代車より乗りつけた営業車の方がいいやってんで再び事務所に行く。営業車に乗り込んでさて、何をしよう。ボウリング?それともお墓掃除。そりゃあお墓に決まっているだろう。
1時間余りでお墓掃除終わって連休までの夕食の材料の買い物。昼は牛丼弁当にしようと同じスーパーで合わせて買った。それにしても、スパーマーケットの買い物にも慣れてきたものだ。当初、あんなに恥ずかしかったのに。今ではレジのおばちゃんに冗談まで言える。慣れるものなんだなあ。
そして三度事務所に行く。アストラッド・ジルベルトが歌う「いそしぎ」を聴きながら牛丼を食べながらこれを書いている。連休が近づいた。またひとりぼっちの連休がやって来た。どうして過ごそうか。サンドイッチ作って文庫本持って人のいない山道を車で走ろうか。山腹の駐車場で読書三昧もいいかもな。読書と言っても推理小説なんだけど。




