店主日記

  • 今日から5月 2021年05月01日

     先日の大風と土砂降りで駐車場に松ぼっくりと落ち葉が散乱している。それが雨に濡れてアスファルトにへばりついている。もう少し乾いたらきれいにしよう。きれいにして連休を迎えよう。

     

     明日はサンドイッチ作って私の故郷の奥出雲町に行こう。ご先祖のお墓参りしよう。鬼の舌ぶるいに行って「鬼滅の刃」で切り割られたような「鬼の試刀岩」でも見てみようかな。道の駅「奥出雲おろちループ」の駐車場でサンドイッチ食べながら文庫本を読もうかな。

  • 徒然に 2021年04月28日

     定休日なのに早くに起きた。昨夕、妻の実家から届け物が届いたとの知らせがポストに入っていた。それを持って郵便局に引き換えに行った。帰り事務所によって玄関先を掃き清める。奇麗になったこれでよし。帰って贈り物を仏壇に供えた。そして朝食だ。

     

     車修理のために島根日産に。夕方まで代車を借りる。代車より乗りつけた営業車の方がいいやってんで再び事務所に行く。営業車に乗り込んでさて、何をしよう。ボウリング?それともお墓掃除。そりゃあお墓に決まっているだろう。

     

     1時間余りでお墓掃除終わって連休までの夕食の材料の買い物。昼は牛丼弁当にしようと同じスーパーで合わせて買った。それにしても、スパーマーケットの買い物にも慣れてきたものだ。当初、あんなに恥ずかしかったのに。今ではレジのおばちゃんに冗談まで言える。慣れるものなんだなあ。

     

     そして三度事務所に行く。アストラッド・ジルベルトが歌う「いそしぎ」を聴きながら牛丼を食べながらこれを書いている。連休が近づいた。またひとりぼっちの連休がやって来た。どうして過ごそうか。サンドイッチ作って文庫本持って人のいない山道を車で走ろうか。山腹の駐車場で読書三昧もいいかもな。読書と言っても推理小説なんだけど。

  • 命日 2021年04月24日

     駅

     

     4月23日は妻の命日である。金曜日だったけれど、仕事も休んで思い出の鳥取市に行ってきた。朝早くから、山陰道のない当時と同じように国道9号線をひたすら走る。3時間前後を要して鳥取駅に着く。あの時と同じだ。あの時と同じ改札口前に立つ。人々の中に、階段を下りて来る後に妻となる彼女の姿を見つけた。

     

    観音院

     

     どこへ行こう。今日は観音院に行ってみようか。そうだねって話がまとまって、池を前面に配した庭園を眺めながら抹茶を頂く。そんな思い出があるんですよ、ここにはってお茶をサービスをしてくれた奥様に言う。今日は命日でねって。じゃあ今は一人暮らし?って聞かれて、子供たちも皆出ていっちゃったから。

     

     観音院を後にしてすぐ近くにある樗谿公園に行った。今では公園としてきれいに整備されているが、35年前はこうではなかった。小川が流れていて、蛍の生息地だと書かれた看板を見つける程度。ずいぶん姿が変わったんですねって、年配の女性に問いかけてみる。今日は妻の命日で、思い出をたどって来たんですよ。

     

    樗谿

     

     今日はここまでにしようって松江に帰ってきた。車の修理の予約に島根日産に寄る。顔見知りになれた受付のカウンターの女の子たちに言う。今日は妻の命日でね、鳥取に行って思い出をたどって来たんだ。二人が住む真ん中の鳥取がデートの場所だったんだ。駅の改札口でね、階段を下りて来る彼女を待ったものだよ。月一回のことだったんだ。ロマンチックでしょ。

     

     夜になって焼酎のお湯割りをちびりちびりと飲みながら今日一日を振り返ってみた。かあちゃん楽しかったなって。かあちゃんのこと、今までは言葉が詰まって人に話せなかったのに、今日は笑顔で話せたよ。妻にそう言って話しかけていたら涙がこぼれ始めた。とめどなくこぼれて来る。でも、悲しい涙じゃない。妻との、思い出がいっぱい詰まった涙なんだ。二人の、思い出が嬉しい涙なんだ。私にはそんな思い出がある、その感動の涙なんだ。

  • 松江市議選挙 2021年04月18日

     弁当にと、玉子のだし巻きを作っていた。私が台所に立つのは珍しいことではなかったが、でもここは妻の立ち位置なのだ。今、台所に立つとそう思う。そして、妻のいない事実を再確認する。そして寂しくて、悲しくなってしまう。毎朝、そう思ってしまう。

     

     松江市の市長と市議の選挙日だ。投票してから出勤しようと思っていたのに、コロッと忘れて出勤してしまった。帰りに行こうか、それとも昼間に抜け出していこうか。身近な選挙なのだが関心が薄い。でも、立候補者に新人か多いからおもしろいかも。今建設の始まった、贅沢な市庁舎は要らないな。原発の、再稼働には反対だな。

  • 手に取るな 2021年04月16日

     手に取るな

     手に取るな やはり野に置けと言うけれど、昨日手折ってコップに生けた名も知らぬ花。口が広くて斜めになってしまってた。一夜明けた今朝、まっ直ぐ上に向かおうと歪んでいる。やはり野に置けばよかったな。一度しかない人生、いや花生だものな。

     

     と言う私、昨夜寝不足になった。眠りが浅くて5時に目覚めてしまってもう眠れやしない。間もなく、外も明るくなったから早くに出勤してきた。東向きの事務所玄関のガラス越しに降り注ぐ太陽の光。暖かい。接客用の椅子に座って日光浴。ああ、気持ちよい。いつの間にかうとうとと。

     

     ここは鳥取駅。人々が改札口に向かって階段を下りて来る。歌詞ノートの一番目に「私鉄沿線」が写してある。改札口で君のこと、いつも待ったものでしたって妻が好きだった野口五郎が歌う。目が覚めた。そうだ、23日の君の命日には鳥取に行こうな。鳥取駅から、思い出をたどろうな。

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