八雲立つ

2023年10月20日

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 「八雲立つ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」 これがここ出雲地方で歌われた日本最初の短歌だそうである。今日、午後になって外出した。我が社のある上乃木から浜乃木を通って嫁島に出ると宍道湖に突き当たる。道さえ混まねば車で5分余りの道程だ。嫁島で用事が終わったので宍道湖を回って帰ることにした。宍道湖の空が八雲で埋まっていた。西を見たら出雲空港の建物だろうか、それとも出雲市街地の物だろうか定かではないが、平素は水平線に隠れて見えないものが見えていた。蜃気楼による風景だろう。

 

 そうそう、「八雲立つ」は出雲にかかる枕詞だとか。蜃気楼の写真は、スマホで写したものをパソコンでトリミングして拡大したからぼけた。やはりスマホはスマホだと思った。一眼レフの解像力にはかなわない。

 

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