恩返し

2024年12月01日

 午後になったら晴れ間が見えた。お陰で、先日の風雨に散り積もった松葉が乾きかけて来た。これでやっと掃除ができる。広葉樹の紅葉の落ち葉は風情も感じる。だが針葉樹の落ち葉はいけない。醜さのみが心に残る。さあて、奇麗にしようか。気持ち良くしようか。

 

寺 事務所横の横断歩道の手前の歩道から掃き清めよう。最初は熊手を持ち出した。大雑把にかき集めた。その後箒の出番だ。集めた落ち葉は大きなビニール袋に入れる。黙々と続けた。半分終わって、ああ疲れたな。足腰にびっしりと疲労感がたまる。1時間半、もう半分は明日にしよう。

 

 黙々と作業をしていたら、年配の女性が声をかけてくれた。まだ二十歳に届かなそうな青年が声をかけてくれた。歩道を奇麗にしてくれて、ありがとうと言う気持ちなのだろう。ほおっておけないものな。私はこの土地で、20年生かされているんだもの。この土地で20年生活できているんだもの。だから、恩返しのつもりだ。

 

 大田市の三瓶町池田に浄善寺がある。その境内に植わっているイチョウは樹齢600年。壮大な眺めだ。ちょうど今が見頃。写真撮影はK女子。

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