カメムシ

2025年11月06日

 一昨日、事務所の玄関横のコンクリートの上に仰向けになったカメムシを見つけた。平らな部分だからカメムシの手足はばたつかせてもどこにも届かない。このままじゃあ死んでしまう。可哀そうだったので、近くに飛んできていた落ち葉を横においてやった。そしてそれをつかみ、カメムシは立ち上がった。よっぽど苦しかったのだろう、立ち上がったまま、動かなくなった。

 

カメムシ 一日置いて今朝、何気なくガラス戸を見たらカメムシがつかまっていた。背中の模様が同じだから、同一個体なのだろうと思った。しばらくはそこにじいっとして事務所内をのぞき込んでいる。お礼に来たのだろうか、救ってくれてありがとう、と。

 

 同じく一昨日、取引先のあるアパートのオーナーが売り土地を持ってきてくれた。その日と昨日とで、物件調査を終えて今日から営業しようと思ってその準備をしていた。まだネットに出すつもりはなかったが、印刷のため、ちらっとネット公開した。そのちらを見て、以前取引したお客様から電話があって売れた。

 

 ふと思った。カメムシが手引きしてくれたのだろうか。助けてくれたお礼だよと、土地が売れるように手引きしてくれたのだろうか。まさかそんなこと、あるはずがないのだが、あまりにも二つの事柄の日付時間が一致しすぎている。だから、きっとそうだよと思いたくなった。

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