三瓶山が鮮やかに見えた

2023年01月10日

 月に一度の2連休の初日、出雲大社に行ってみることにした。大社の門前を通過して一度は無料駐車場に入った。しかし混んでいる。正月の名残だろう。今日はやめにした。私はどうやら人ごみの中は苦手らしい。

 

薗の長浜

 

 日御碕に行くことにした。すぐに大社漁港が見えてきた。そこの入り口で一旦車を停めた。薗の長浜の上に三瓶山の姿が鮮やかに見えた。真冬にしては穏やかな日本海。寄せる波が太陽の光に輝いていた。

 

 出雲国風土記が編纂された733年の春にも、彼らはこんな風景を見ていたのだろうか。国引きした島根半島をつなぎ止めた杭が三瓶山。つなぎ止めた綱が薗の長浜の海岸になったと伝えられている。

 

 私はどうやら、三瓶山が好きでたまらないらしい。三沢中学校の同級生たちと平成14年に文集「蜂」7号を完成させている。ある人にその文集の私のページのコピーを見せようと本棚から取り出した。序文が終わって本文に入る始まりの一行を紹介する。「三沢から直線にして35キロ、そこに三瓶山がある」・・・そして三瓶山で見つかった埋没林のことを書いている。

ページトップ