駄目オヤジ

2020年12月24日

 今日はクリスマスイブ。14インチのモノクロテレビが台所の隣の6帖の部屋にあって、ここが居間なのである。掘りごたつを囲んで家族が集まっていて、クリスマスケーキが母の手によって包丁で家族の人数分に切り分けられようとしている。そんな光景が目に浮かんだ。思い出した。私が生まれて初めてクリスマスケーキを食べた日のことである。何歳の記憶だろう。

 

 朝一番で支払い分の入金に近くの郵便局に行った。引っ越し用に使うぐらいの段ボール箱を持った人たちが並んでいる。コロナウイルスの影響で正月に里帰りしない子供たちへ送るのだろう。何を贈るのだろう。男一人で暮らす私には分からない。送ってやりたいのはやまやまだが何を送っていいのやら見当もつかない。何もかも妻に任せっきりだったから品物の想像すらできない。駄目なオヤジである。

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