店主日記
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遠くへ行きたい・・日御碕編
2022年05月22日
知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい
知らない海を眺めていたい どこか遠くへ行きたい
1960年代の初め頃に作られ、ジェリー藤尾が歌った歌だ。子供の頃、白黒テレビで耳にして以来、魅力的だなと、いい歌だなと思っていた。だが、残念なことに私には今、遠くへ行く時間の余裕がない。知らない街を歩く心の余裕もない。だから放浪好きな私のために、友達が時々ドライブをしては、その時写した風景写真を送ってくれる。
日本一高い石造の日御碕灯台が写っている。柱状節理と言うらしいが、一片が4~5センチほどの四角い石の柱が縦に重なり立った岩で覆われた日御碕海岸の先端にこの灯台は立っている。
確かもう、ひなが誕生しているはずだろうと思うが、向こうに見える経島(ふみしま)はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている。写真撮影が趣味だったころ、写友に誘われて何度かウミネコの写真を写しに来たことがある。若い頃の思い出だ。
友よ、写真を有難う。遠くへ行って流離った気持ちにさせてくれて!
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今年も咲いてくれる
2022年05月21日
事務所前の鉢植えのアマリリスの花が今年も咲いてくれる。開業と同時に我が家から持って来たひと株の鉢植えのアマリリス。今もう4株に増えた。内、3株が蕾を付けた。また、いちばんの古株に赤ちゃんができているから来年は5株になりそう。
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花
2022年05月19日
先日の12日、友人のひとりであるYuさんが、訪問先から頂いたから奥様にと花を持ってきてくれた。すぐに水にかやして夕方持って帰り、早速に仏壇に供えた。そして毎朝水を替えている。
今朝、写真上部の方の蕾だった部分が花になってきたことに気付いた。しかし、水だけの栄養では、それとも日光に当たらないからだろうか、あの鮮やかな赤紫の色は付かない。でも、Yuさん。よく僕の所に持って来てくれたね。
昨日は孫を連れて朝早くから夕方まで鳥取に行ってきた。婿殿のご両親に会わすためだ。喜んでくれて嬉しかった。そんなわけで昨日はお墓に 行けなかった。今朝早くに起きて行ってきた。いち日会えなかっただけなのに、会いたくて会いたくて、早く会いたくてお墓に向かう時、瞼が曇った。
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東京へ帰って行く
2022年05月17日
今日、休暇で里帰りしていた末娘が東京へ帰って行く。午後、長女と孫と3人で松江駅まで送っていった。改札の前で別れる時、あいつ瞼を曇らせていた。頬を赤くして。あんな奴だけど、可愛い所があるんだ。あいつの心が、少し分かった気がした。母がいないのに、瞼を曇らせるなんて。母がいたら、大泣きするよきっと。
ひとり暮らしに慣れてきたのに。娘たちがそろったこの1週間。賑やかだった。楽しかった。でもなって思う。この場所に、妻がいたらどんなにか喜ぶだろう。そう思ってしまう。それは不可能だからそう思った瞬間、強い悲しみが蘇ってくる。会ったら会ったで嬉しい。でも、遠くでもいい。元気でいてくれたらそれがいち番だ。
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草むらにひっそりと
2022年05月15日
じゃあまた明日来るね。そう言って墓石に手を振って朝の日課の墓参を終える。公園墓地の草むらに季節季節で違う花が咲く。気に留めなければかすかな記憶として残るだけのものなのだがよく見ると可愛い。名も知らない花だけれど、草花だけれど、何か知らないが私に話しかけてくれる。通訳は要らない。私が勝手に解釈すればいい。