クスノキの落葉

2025年03月23日

葉っぱ 出勤してきたら事務所前に楠木の葉っぱが散乱していた。事務所裏にひと抱えどころか、そんな大木があって春になったら葉を落とす。それが風に流されて事務所前に吹き溜まる。朝30分かけて掃き清めても、1時間もするともう元の木阿弥だ。憎いったらありゃあしない。この状態が後1ヶ月続く。

 

 春の陽気に誘われて葉っぱたちの運動会を眺めていた。風がさっと来て、彼らを巻き上げてつむじを作る。風が去っていくと、着地する時にカサカサカサと乾いた音を立てる。よく見ると、同じ葉っぱはふたつとない。大きさや模様、それぞれに個性がある。樹上では、それぞれにあったんだろうなと、そう思った。今役割を終えてほっとしてるのかもしれない。

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