イズモコバイモ

2026年03月26日

 アスファルトを打つ雨音で目覚めた。やはり雨、でも行く。行ってイズモコバイモを見たい。昨日の予報では、降ったり止んだりなのかもしれないと言っていたから、止み間があるかもしれない。小降りになるかもしれない。明るさも増すのかもしれない。雨も風情と感じるのかもしれない。

 

イズモコバイモ 支払いをして、病室に息子を訪ねた。すやすやと、毛布をかぶって眠っていた。声をかけたが起きそうもない。先週もそうだったが、また来よう。そう思って顔を見るのはあきらめた。小さい頃の、息子の笑顔が私の記憶の中を巡って行った。また来るな。

 

 一日中雨だった。だが、イズモコバイモの自生する川本町は小雨だった。傘を差さずカメラを持って歩けた。私とさほど年齢は違わない、でもちょっと上かなと思う男性がガイドをしてくれた。絶滅危惧種を守ろうと、懸命な地元の人たちの、コバイモに対する愛情と努力が嬉しかった。

 

 帰り道、川本町の中心部に寄ってみた。相変わらずのたたずまいが懐かしかった。私がまだ、40代の頃だっただろうか、「おとぎ館」が、完成した。宿泊施設もあって、出張の時、何度か泊まったことがある。ああ、懐かしいなあ。私にも、あんな若い頃があったんだ。

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