ただただまいったまいった美保関

2025年05月11日

 昨日の強風で事務所周辺が荒れた。今朝出勤してきてひどいと思った。クスノキの葉っぱと、松の茶色い雄花が散らばっていた。交差点の歩道までも汚していた。早くきれいにしたいと思った。9時から始めて、休み休みだったのでその作業は午前中を要した。

 

美保 こんな非日常的なことをする時には妻の顔が浮かんでくる。妻の声が聞こえてくる。「ええ加減でええんちゃう」と言っている妻の声が聞こえてくる。そしてふと、現実の我に帰って考え込んでしまう。どうして私はこんな運命なんだろう。楽しかったのに、これから良い人生がとそう思った矢先だった。どうして私はこんなに寂しいのだろう。

 

 だが懸命に耐えようとしていた。頑張ろうとしていた。負けちゃあいけない、そう思って生きてきた。そんな私が今朝の作業で思ったことがある。そうだよな、「ええ加減でええんちゃう」だよな。今からは、愁いをぷんぷんさせて生きていく。堂々と、愁いをぷんぷん匂わせて生きていく。もう、頑張ろうと思わない。

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