店主日記

  • あと13日 2024年03月04日

     昨日は私の誕生日だった。3月3日の雛祭りの日、子供の頃にはよくからかわれた。誕生日を人に聞かれるのが嫌だった。「女の子みたい」。必ずと言っていいほど、その言葉が返ってきた。だけど今では、自慢げにしゃべる。俺の誕生日は雛祭りなんだよって。昨夜のために買っておいた北条ワインのコルクを抜いた。好きな鳥取県、ワインも美味かった。

     

     後13日で妻の七回忌がやって来る。心騒ぐから、それまでにやっておくことは済ましておこうと考えた。昨日仕上げた確定申告書、午前中に税務署に提出してきた。法要の花と、果物の注文を終えてきた。礼服のネクタイと、白いワイシャツも新調した。

     

    中海

     

     そんなんで頑張ったせいか、頭痛がしてきたので心鎮めるために中海を眺めることにした。いつもの駐車場に車を停めた。黄砂のせいか、対岸が霞んでいた。若い釣り人がひとりいた。釣れますかって聞いたら「何にもつれません」。狙いは何ですかって聞いたら「スズキです」。じゃあ頑張ってください、そう声をかけてそこを後にした。

  • なんとなくなんとなく 2024年03月02日

     昨夜、7時に目覚まし時計をセットして寝た。早朝の5時にいち度目が覚めた。再び目をつむったらすぐに眠れた。鳴った目覚まし時計を止めてもう少しと、そう思って目が覚めたら8時になっていた。なぜだろう、この頃よく眠る。慌てて家を飛び出したら雪がちらついてきた。寒いなあ、もう3月なのに。

     

    定食 先日の定休日、安来市の道の駅「あらえっさ」で葉つきのダイコンの大きいのを一本買ってきた。そして夕食は肉団子の鍋料理。その鍋の中にダイコンの葉を入れてみた。おや、いける。それに、フライパンでこんがりと焼いた肉団子とダイコンは相性がいい。

     

     先日のある日のこと、ある人と鳥取に向かった。道の駅「西いなば気楽里」で日替わり定食を食べた。いつもはカレーパンひとつとか、そんな質素な昼食の私だ。突然、こんなごちそう食べるものだから胃袋もさぞびっくりしたことだろう。ちなみに、このハンバーグ旨かったし、値段も手ごろだ。

     

     この道の駅を少し南に行った所に鹿野町がある。古代、鹿が沢山いたのだろう。だがそこに、尼子氏の武将「我に七難八苦を与えたまえ」と尼子氏再興を願って奮闘した「山中鹿之助」の墓がある。岡山県のを分骨したそうだ。鹿野町、鹿之助、偶然だろうな。

  • 鳥取の白兎神社 2024年03月01日

     大きな袋肩にかけ 大黒様が来かかると ここに因幡の白うさぎ 皮をむかれて赤裸

     大黒さまはあわれがり きれいな水に身を洗い 蒲の穂綿にくるまれと よくよく教えてやりました

    1

     大黒さまの言う通り きれいな水に身を洗い 蒲の穂綿にくるまれば うさぎは元の白うさぎ

     大黒さまは誰だろう 大国主命とて 国を開きて世の中を 助けなされた神様よ

     

    2 この童謡「大黒さま」小さい頃よく歌った。小学校に入る前から母とふたりで歌っていた。まだあの時には、人前で歌う羞恥心なんかかけれもなかった時代だ。それが今、人の前では歌えない。カラオケ行っても歌えない。ひとりの車の中ではではあんなに歌うのに。

     

     大国主命は出雲大社の祭神。信心のない私が、カメラ持って出雲大社を歩いていた。旅に来た三人娘がすぐ近くにいた。自撮りなんかできないあの頃のフィルムカメラ。「シャッター押してくれませんか」。そんな出会いがあって、一人の娘が私の妻になった。

     

     昨年の今頃、新聞投稿した。思い出の出雲大社の参道を妻の面影と歩きたかった。人が多すぎてあきらめた。家に帰って、海鮮お好み焼きを焼いた。旨かった。妻がいたらどんなに楽しいだろうと。そう書いた投稿が採用された。今まで採用された中で、最高傑作だと思っている。夜に、焼酎飲みながら、時々切り抜きを読んでいる。今月は、妻の七回忌、心が騒ぐ。だからこんなこと、書いてみた。

  • 月末の定休日 2024年02月29日

    海Ⅱ 昨日は月末の個人的な支払いやらで時間を費やした。先日、息子の未利用口座の解約通知書が届いたのでどうするんだろうと、近くの銀行に行って聞くことにした。そして窓口で説明した。息子は重度の障害があってここへは来れないし、妻は亡くなって通帳も印鑑もどこだか分からないし。・・・あの若い窓口の女の子、私の人生をどう感じたのだろうか。自宅の駐車場に着いた時、あらためて私の人生を思ってしまってしばらくそこを動けなかった。

     

     早い時間に自宅に帰った。ならば、今日は湯舟につかろうか。洗剤で汚れた湯舟を洗いだした。ずいぶん汚れたものである。ずいぶんと時間がかかったし、ずいぶんと疲れた。しかし、半年ぶりの湯舟の中は温かだった。その温かさに感激した。入浴が終わって、ニンニクとショウガをふんだんに使った肉団子鍋をこしらえた。焼酎も入って、お陰で夜はポッカポカ。

  • うっかりミス 2024年02月27日

    海 先日の何日か、気温が20度を超して暖かかった。その後また寒くなった。最高気温が10度にも届かない。近くのコンビニにお昼のおにぎりを買いに行く時も厚手のコートを着て行った。夜も寒い。震えながらシャワーを浴びている。

     

     先日、七回忌の昼の集いにお食事処を予約した。昨夜、その案内の最後の返信が届いたので参加人数が決定した。それを報告しようと思って予約のお店に電話した。承っていないようですが・・・。え、あれ。どこへ電話したんだろう。

     

     そのお店、少し離れた場所に支店を持つ。私が電話したのはその支店だったようだ。なんておっちょこちょいな。あんたらしいわって、茶臼山の空で笑う妻の声がした。

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