店主日記
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松江の湖上花火
2024年08月04日
昨日の夕方、JR松江駅の前を車で走ってみた。やけに混雑してると思った。浴衣姿の人も見かけた。ああ、そうだ、今日は花火がある日なんだ。そんな行事ごとに、この頃とんと無関心になっている私に気が付いた。ふと、世捨て人という言葉が頭をよぎった。
夜になった。ちゃんちゃん焼きをほおばりながら焼酎のお湯割りを飲んでいた。外はもう暗くなっていた。宍道湖からかなり距離がある我が家に、花火の音が聞こえてきた。最初、ドーンと一発鳴った。そしてまた一発。その音の間隔はだんだん短くなっていった。湖面に映る大輪の花火が目に浮かんだ。
それにしても、昨夜は音がよく聞こえた。いつもの年より、花火の音は大きく聞こえた。音はあの時の記憶を蘇らせるのに十分な効果があった。息子がいた。そして妻がいた。違う年のこの日には、二人の娘もいた。思い出は、昨日のことのように鮮やかに蘇った。そして、懐かしくもあり、切なくもあり。そう思った。
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猛暑は続く
2024年08月02日
昨日は帯状疱疹の後遺症か、右肩が痛かった。肩の骨が何かに圧迫されてるよう。そして首筋を伝った様にその先端の頭の表皮も痛かった。皮膚科の病院に2度行ったけれど車がいっぱい。あきらめた。あきらめて仕事終えてから帰ってビールを飲んだら収まった。案外この痛み、半分は気のせいなのかもしれない。
今日も痛みは続いている。どうもエアコンの冷気が影響してるような気がする。午前中、アパートの鍵渡しがあったり、他のお客様と打ち合わせがあったりで病院に行けそうもない。明日は土曜日、明後日は日曜日、病院あきらめて痛みをこらえようか。気力で頑張ろうか。
そんな今日、午前中1時間。午後1時間半、同じ人とある事務所に行って打ち合わせをした。打ち合わせの時は痛さを忘れる。今午後4時、事務所に帰ってきた。アイスコーヒーを一杯作った瞬間、痛さがぶり返した。今日も5時で帰ろう。そして一杯やろう。一時間の早退だが、誰も許してくれるだろう。
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トンボ
2024年07月30日
事務所の玄関先にトンボがやって来た。時々空に向かって飛び立つけどまたすぐに帰って来る。近寄っても去ろうとしないトンボ、君、どうしてここにいるの。そう、問いかけても答えるはずもなし。なぎさって、呼んでみた。首をちょこっとひねった気がした。生き物がやって来ると、ついそう思ってしまう。
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今帰ったよ
2024年07月29日
午後、重要事項の説明をするために出雲市に行った。私の椅子に座って、カウンターの向こうのお客様にする重要事項の説明は楽しい。だが、お客様の所に出向いてするこの仕事は少し緊張する。だから、行ってくるよと出発する前に気合を入れる。
今どのあたり?。妻の声が聞こえた。今ね、来待駅を過ぎた所。出雲市と言っても斐川町だからもうすぐ着くよ。分かった。気を付けてね。うん、有難う。・・・こんな日は、心の妻と会話する。やっぱり俺たち夫婦だね、君が女房で嬉しいよ。
この頃、24時間エアコンの中。普通の暑さじゃあない。普通の天候じゃあない。静かなはずの宍道湖が風に揺れていた。行きの国道9号線よりも、帰りの湖北線の方が荒れていた。そうなんだ、南風なんだ。3時間後、無事に帰ってきた。
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今日も暑いなあ
2024年07月27日
昨日は松江市は最高気温37℃を超えたそうだ。エアコンの部屋から出ると、熱風が顔に吹き付けて来た。近くのローソンに歩いて行ったら、帰り着く寸前で急に足取りが重くなった。それ以上歩いたらどうなったことか。今日は少し楽。でも、今日も天気予報は36℃を伝えている。
朝
朝一番で現場へ直行、お客様を待つ間、空を見上げた。どうやら私は雲が好きらしい。どこか遥か向こうから、こちらに向かって放射状に白い雲が広がっていた。「こよなく晴れた青空を、悲しと思う切なさよ」。歌、長崎の鐘が思い出された。良く晴れた青空に、原爆は閃光を放ったのだろう。そして、ロザリオだけが残ったのだろう。
永井隆博士は、長崎に落とされた原爆で奥様を失った。奥様の形見になったロザリオは、長崎の永井隆記念館に展示してあるらしい。もしも長崎に行けたなら、記念館に行ってみたいと思っている。そして、奥様の形見のロザリオを見たいと思っている