赴くままに

2019年08月11日

 久し振りにアップする店主日記。数少ない読者の皆様が、また私に何かあったんじゃないかと心配するといけないからと頑張ってみた。なぜ頑張らなくちゃかけないかというと、奥出雲町生まれの私には気温30℃以上に耐え得るだけの身体的能力を持つDNAがないらしい。そんな私に連日の猛暑日は辛さ以外の何物でもない。おまけに、エアコン嫌いときているのだから。

 

 そんな私が先日の定休日の午前中、出雲市でボウリングを4ゲームこなした。解消どころか、逆にストレスがたまった結果に終わったのだからたまらない。どこかに向かって車で走りたい。車で走るのが私の一番の幸福である。一番の趣味なのである。ストレスがたまった心の赴くところはやはり故郷だ。

 

 故郷と言っても目的がない。妻との思い出が詰まった愛車のハンドルの赴くままに行ってみよう。国道314号線を三成に向かっていると、愛車は三沢の方向にハンドルを切った。三沢の町には三沢小学校がある。私の母校なのである。間もなく、合併されるらしいから我が母校が小中学校共になくなってしまうのは寂しい限りだ。

砂の器

 

トウトウの滝を見て、(地元の人はドウドウというらしい)小学校の下をかすめて堅田別れを三成に向かう。ハンドルの赴くままに亀嵩に着いた。亀嵩温泉の入り口に湯野神社がある。この温泉の医薬の神が祀られている。石段の下には小説「砂の器」の記念碑がある。

 

 砂の器のストーリーを反芻しながら走っていたら広瀬町の町に到着してしまった。まだ昼ごはんも食べていないのに。あった、コンビニがあった。

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