三瓶山

2024年05月23日

 昨日息子に会って、その後いつものように三瓶山に行った。国道9号線から大田市中心部で市街地に入った。大田高校の脇を通って三瓶北野原に向かった。北の原は通過、木漏れ日の道を通って西の原に出た。この駐車場に車を停め、いつものようにパンをかじって昼食にした。これが息子に会った日の、私のルーティンなのである。

 

 まだ子供が息子だけだった時、ここ西の原に妻と3人でピクニックに来た。息子2歳。本当にあどけなかった。そんなことを思い出しながら、この3日間を振り返ってみた。やっぱり妻との死別は、普通じゃあなかったんだ。そう思った。この3日間の、いや、6年間の心のもやもやの原因が分かった気がした。

三瓶山

 

 分かったのなら、もういいじゃないか。すべてが過去のこと、変わりはしないんだ。どうあがいたってどうしようもないことなんだ。だからさあ、ともう一人の私が手入れされた芝生の上で微笑んでいた。お前らしく楽しく生きようよ。女房の面影と一緒に楽しく生きていこうよ。息子が小さかった時のように。な、俺も手伝ってやるからさ。

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