仲間

2023年09月02日

 以前、入院中の息子に会うのが辛いと、そうこの店主日記に書いた。実に辛いのである。重度の知的障害をともなう自閉症で、会話ができない息子が私の目を見てそう訴えている、そう思えてならないのだ。何年入院させるんだよって。その顔を見る度に辛さは増していく。

 

 毎朝の日課の妻の墓参を終えて駐車場に帰って車に乗った。リュックの中のスマホがピポンと鳴った。ラインが届いた合図だ。とりあえず出勤して開業準備を整えてからラインを開いた。昨夜、聞きたいことがあって、ラインを送っておいた県外のただ一度しか会ったことのない日本自閉症協会の仲間からだ。顔もはっきりとは覚えていないけど、仲間って心安らぐ存在なんだとそう思う。

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