川本町へのドライブ

2023年03月08日

 9時に家を出た。公園墓地に寄って妻を誘った。今日は二人でドライブだよと言って妻を誘った。今日は、何としても負の淵から抜け出さなくてはならない。そう覚悟した心の内を見透かしてか車はエンジンの音をなめらかにした。遠くに山々の稜線がかすんで見えた。黄砂が舞っているのだろうか。春なのだと思った。

 

 昼ちょうどに川本町の旧JR三江線の旧川本駅に到着した。もう少し進めばイズモコバイモの群生地に着く。ワクワクしながら駐車場に車を停めた。そして自生地を眺めた。おや、イズモコバイモは?。案内の年配の男性によると、2月が寒かったから盛りはもう少し後になるとか。でも、ちらほらとイズモコバイモは地味だが可愛い花が咲きかけていた。

 

イズモコバイモ

            2021年3月11日の日記添付の写真参照

 帰り、石見銀山から仁摩町に行ってみた。新しい道の駅「ごいせ仁摩」ができていた。国道脇でもないのに小さな町の道の駅にしては賑わっていた。その後、国道9号線に出てコンビニでバーガーを買った。遅い昼食だ。車を走らせながら食べた。しばらく走っているとなぜか、風景が曇ってきた。悲しいという感情ではないのになぜか風景が霞んでいった。スピーカーから聞こえる20歳のめぐり逢いを歌うシグナルの声が妙に心に染みた。

 

 道の駅、キララ多伎から海辺を通って出雲大社に向かった。久し振りで大社を散策してみようと思った。神門通りを走ると観光客で混んでいた。今日は人混みは避けたかった。仕方なく散策はあきらめて帰路についた。疲れた。200キロ余りしか走っていないのにひどく疲れた。だが、気持ちは逆に軽くなっていた。

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