本当の春が来た

2022年03月17日

 久し振りに仕事のない昨日の定休日だ。まだ陣痛の気配のない娘を連れて妻への墓参の後、奥出雲町に向かうことにした。月に一度は行く奥出雲町なのだが冬は雪の危険があるので昨年の暮れから3ヶ月振りだ。

 

 国道314号線から三沢の町の方向にそれる。ここが三沢の中心だ。あそこの丘の上に私が通った中学校があった。今は小学校に建て変わっている。ここの公民館が以前は小学校だったんだ。中学校は今統合されて仁多中学校になっている。などと説明の後、しばらく走ったら我が生家の近くに来た。そうだ、先祖のお墓に行こうな。

 

若い木

 

 横田に行った。一風庵でわりご蕎麦を3枚ずつ食べた。近くの松葉屋で生どら焼きをひとつずつ買った。それを持って道の駅「おろちループ」に行った。誰もいない、人っ子一人いないそこの駐車場で生どら焼きを食べた。娘「うん、美味しいね」  残雪の山肌をバックに、まだ葉のない木が、春の日差しに輝いて見えた。若葉を宿そうとする力強さをみなぎらせて。そして、まだ見ぬ孫の顔が脳裏に浮かんだ。

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