CD到着

2020年03月09日

 眼覚まし時計の単調なリズム、それを聞かずとも目覚めるこの頃だ。まず、石油ファンヒーターに点火する。仏壇にロウソクを立て、線香を灯す。そしておもむろにリビングのカーテンを開ける。すでに風景が見えるほどの明かりが差している。

山本潤子

 

 やがて霧がその風景を覆ってきた。天気が良い証なのだと思うと心が明るくなる。案の定、太陽の光がすぐさま霧を追い払ってしまった。神秘と現実を一度に味わった。もっと神秘をと思っても自然はままならない。

 

 パソコンに向かっている時、突然玄関が開いた。郵便だ。先日注文しておいたCD2枚セットが送られてきた。昭和70年代に活躍した人気フォークソンググループ、「赤い鳥」のメンバーの山本潤子のものだ。ギターのスチール弦が奏でるような、そんな響きのある彼女の高音が気に入っている。これを先日から何度も会って会話も弾んだ人と、一緒にドライブしながら聴こうと思う。

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