みんなちがって、みんないい

2019年11月14日

 寂しさに耐え切れない時がある。そんな時には車で走ることにしている。大好きな車で走っていると心安らぐ。スピーカーから流れてくる昭和のフォークソングを聞きながら、時には口ずさみながら涙して。でも、そんな瞬間がいちばん心安らぐ。

金子みすゞ

 

 山口県の長門市に、「金子みすゞ記念館」がある。金子みすゞは大正末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人である。中に、「私と小鳥と鈴と」がある。みんなちがって、みんないい。彼女はそう詩った。

 

 私たちの長男は障害をもって生まれてきた。どう育てたらいいのか途方に暮れた。そんな私たちの気持ちを支えてくれたのは金子みすゞなのである。みんなちがって、みんないい、・・・そうなんだよってみすゞは私たちに語りかけてくれた。だから一度行きたいねって話してたけど、先日一人で行ってきた。 

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