気になってしまう

2020年11月02日

 来客があるだろうと、昨夕はシャワーもせずに待っていた。集められた自治会費が届くだろうと待っていた。私は自治会の会計役なのである。待つだけでは時間がもったいないので、押し入れの片づけをしながら待った。その押入れの中にふたつの段ボール箱を発見した。重たい、何だろう。

 

 中に十数冊のアルバムが。開いてみた。長男の誕生から長女の誕生、そして末っ子の誕生、それらが年代順に整理してあった。ほとんどは私が写したものだろう。それにしても几帳面すぎるぐらい整えられている。嬉しかった。妻の、子供たちに対する愛情が嬉しかった。子供たちも、この存在を知らないのかもしれない。喜ぶだろうな。

 

 今朝は10分早かったけれど、事務所前を毎朝決まった時間に出勤していく若い女性がいる。ちょっとすましたあの仕草。気丈夫そうなあの顔かたち。小柄だが、ちょっぴり生意気な私の末っ子に雰囲気がよく似てる。娘も、ああして毎朝東京の街を駅から歩くのだろうか。・・・可愛らしいあの娘、時々見ない日は気になってしまう。

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