久し振りに娘と食事

2020年07月26日

 この頃、人と一緒に食事したことがない。男の友達とはそんなことしたくもないし、女性の友達もいるにはいるが食事まで一緒にというのはいない。朝も、昼も、夜もひとりぼっちの食事をしている。近頃はそれにも慣れた。

 

 昨夜、尾道に嫁いだ娘が帰ってきた。3月の三回忌の法要の時会って以来である。夕方着くと言うから寿司と、ビールと、ワインをそろえるために奮発した。早めに帰って久しぶりに風呂にお湯をためた。待つこと1時間、玄関の扉が開いた。

 

 家族の間では、私は寡黙なほうだった。子供たちと妻との会話を聞いているだけ、そんな父親だった。だけど昨夜は違った。よくしゃべった。私って、こんなにも話ができるのかと思うほどよく話した。そんな中、かあちゃんの物も処分しなければと思うんだがって私は言った。でもそれができないんだ、って。そしたら娘、置いときなよ。最後は私が片付けるから。ずうっと置いときなよって言ってくれた。嬉しかった。

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