ヒグラシの初音

2020年07月20日

 大相撲が始まった。5時に仕事を終え、5分で帰ってすかさずシャワーを浴びた。リビングのソファーに座って缶ビールを飲みながらテレビの大相撲を見る。この瞬間が一日で一番嬉しい。

 

 最後の一番で隠岐の海が白鵬に負けた。刹那、正面の茶臼山からかすかな鳴き声が聞こえた。テレビのボリュームを絞り、耳を澄ます。ヒグラシだ。ヒグラシの初音だ。2匹ほどだけど、お互いに呼応するように鳴き合っている。

 

 昨年の日記を見た。7月18日にこの初音を聞いている。今年は19日。自然ってすごいな。寸分の狂いもなく回っている。この初音を聞くと、幼かった頃の田舎の我が家を思い出す。

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