のろけそして稲田神社

2024年06月05日

  5年に一度の更新がある宅地建物取引士のWeb動画視聴方法の研修を終えた。試験にもパスして、新しい免許の更新手続きを昨日終えた。定休日前に終わってほっとしている。そのテストである。一回しか動画の視聴していないのに、テストは高得点だった。そんな昨日、ふと、ずいぶん前に妻が私に言った言葉を思い出した。「君は頭いいんだよ。自信持ちなさい」。君と言う時は照れ隠しだ。そしてある日の記憶が蘇ってきた。

 

 君は、社長の娘さんで何一つ苦労はない。学歴だって大学の修士課程まで納めている君が、夜間高校にやっと通った無学な、金も地位も名誉もない、歳だって、十も上だ。それに、どこの馬の骨とも分からない、こんな俺と一緒になって、本当にいいの?。本当にいいのかい。黙ってうなずいた妻を見て。いじらしいと、そう思った。

 

稲田神社

産湯の池 

 先週、アライグマ((目と目が合ったのは、ペットとして買われていたからだろう。だから人になついて。でも飼育が手に余って・・・ふと今そう思った)との事故で行けなかった稲田神社と八重垣神社に行くことにした。定休日に限って早く目が覚める。稲田神社は奥出雲町の横田にあり、稲田姫生誕の地だ。今社務所はお蕎麦屋さんが営業をしていて、県外客などで賑わっている。今日も、社務所横の駐車場は満車になっていた。

 

 田舎の神社にしては立派な拝殿が正面に見えた。その後ろに独立した本殿がある。拝殿と、そして本殿に参拝した。お願い事は私はしない。礼儀を示すこと、そしてお礼だ。歴史と文化、立派なものを見せて頂いたというお礼の気持ちだ。

 

 その後、歩いて近くにある、と言っても私には遠い。道なき草むらを進んでいった。あった。鳥居があった。そして稲田姫が産湯を使ったという産湯の池があった。この池がある狭い場所に、稲田神社はあったらしい。そっと手を合わせた。何十年前だったか、小学校の遠足で来た時のことを思い出していた。

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