どんな動物なんだろう

2022年01月14日

足跡 エアコンの暖房の中で、そしてガラス戸越しに差し込む朝日を背中に浴びる、この暖かさはなんて心地いいのだろう。だが、やがて陽は高く昇っていって、背中を温めてくれている朝日は室内からなくなっていく。今、イソップ物語の絵本の中にいるようなつかの間の幸せだ。

 

 今朝はうっすらと雪の薄化粧。だけどどうやら寒かった寒波も峠を越したようだ。朝、誰もいない公園墓地に行く。今朝のお参りも私が一番のようだ。薄く地面を覆った真っ白い雪には誰の足跡も付いていない。いつも見る、小動物の足跡だけ。このお墓を見守ってくれているのはいったいどんな動物なのだろう。

 

 昨日はオミクロン株なのだろうか、島根県でも100人を超すコロナ感染者数だった。少しづつ、その感染の地域を広めている。あそこにも、すぐ近くにも、オミクロン株は忍び寄って来る。もうすぐ私の耳にも、その足音は聞こえてくるかもしれない。だから感染はやむを得ぬこと。シトラスリボンがカウンターの上に揺れている。

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