ネガとポジ

2019年08月22日

 今朝の早朝5時、自宅の電話が鳴った。この時間なんだろうと慌てて出た。親戚に何かがあったのだろうかと心配しながら。そう思うのは、子供たちは携帯にかけてくるからである。はい景山ですと言って受話器を取って間もなく、プツンといって電話は切れた。断りもなく電話は切れた。私である。そのまま起きてしまったのだから今日の仕事は寝不足で辛いかな。

 

 この頃世間を騒がしているあおり運転である。よしんば相手が失礼な運転をしたなのら腹が立ったとして、窓を開け「馬鹿野郎」って怒鳴ればそれで済むことではないか。なぜ、あんなにも執拗な行動をとる。

 

 先日テレビでこのあおり運転をテーマにある出演者が言っていた。「以前はネガティブでもよかったけれどこの頃、ポジテブでなければならないと感じる人が多くなった。自分の存在を主張しなければならないと感じる人が多くなった」イコール目立たなければ、なのだそうだ。

 

 写真の世界である。今はほとんどがデジタルだから、フィルムの話をしても理解しようがないかもしれない。が、フィルムには、ネガティブフィルム(ネガ)とポジティブフィルム(ポジ)の2種類がある。映写機で言うなら、光源との間に置いたフィルムからスクリンに色合いが反転して映るのがネガ、ありのままに写るのがポジだ。写ルンですにはネガフィルムが装着してある。

 

 そこで、ネットで専門家の意見を聞いてみた。表現力ではネガフィルムはポジフィルムに劣るそうである。しかしネガフィルムはプリント時で修正が効く。だから撮影時の失敗はある程度許されるそうである。ならば、人間も多少の失敗は修正できる方が良いのではないか。

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