オオサンショウウオ

2021年08月16日

 襖の

 

 この夏季休暇は、車の走行距離1000キロを目標にしていた。けど400キロで終わってしまった。「瑞穂ハンザケ自然館」に行くのを最も楽しみにしていたけど、あの大雨が憎い。被災地の人々の生活のみならず、私の心もずたずたにしてしまった。

 

 広島市で、ある大手のアパート建築管理会社が催す不動産業者招待会が毎年開催されていた。そこに、私たち夫婦は毎年参加していた。そして、それが終わるとどこかで一泊して、旅行気分を味わうのが常だった。それが、年間の楽しみのひとつだった。

 

 ある年、岡山県真庭市にある湯原温泉に行くことにした。温泉に入浴の後、夫婦で卓球、いやピンポンかな、楽しんだりもした。あくる日、宿泊したホテルのすぐ近くに「はんざきセンター」があり、入館した。優に1メートルを超えた大きなオオサンショウウオがいて、驚いたその思い出も懐かしい。その思い出に浸りたかった。コロナ禍の中、県外には行きたくない。そう言えば、石見地方にもあった筈。

 

 私の故郷でも、オオサンショウウオのことを「はんざけ」と言っていた。はんざきとは、オオサンショウウオのことである。半分に裂いても生きているというところからその名が付いたとか、かどうかは不明。

 写真は、先日お邪魔した「駕籠石庵」で撮った襖の絵。

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