シンメトリー

2025年03月01日

 集合場所は松江の老舗、皆美の支店の「ふじな亭」。米子市のメンバー二人が今日の主人公だ。その助っ人に松江市の4人が加わって6人の集まり。今度の7月7日に行われる同窓会の打ち合わせだ。担任の先生の米寿のお祝いのこともあって、念入りの打ち合わせだった。

 

竹の杭

  1時間半ほどで打ち合わせは終わった。ほっとした気持ちで背面にあった宍道湖を振り返った。波ひとつない湖面に浮かぶ幾本かの竹の杭。同じ形が反対向きに湖面に写されていた。シンメトリーと言う言葉が妙に心を揺さぶった。人と人の心にシンメトリーなんかありゃしないのに、とふとため息をついた。

 

 昨日のお客さんも、知的障害を持つ子との暮らしに悩んでいた。先日の一週間の入院生活で我が家に溜まった新聞受け、それを見た人たちで大騒ぎになったとか。同じ子のことでも、でもどこかが違う。たかが新聞で、本当は心配なんかしていないのに、思いの何かが違う。人と人の心はシンメトリーなんかになりゃしない。だから、傷つけ合って生きていくんだね。

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