おでん

2025年01月09日

孫 昨日の定休日、午前中はお客様に会った。午後は事務所に帰って「かあちゃんの詩」日記を付けて酒屋に行って一週間分の焼酎と発泡酒を買って帰り、資源ごみの新聞紙を紐でくるんで空き缶を所定の場所に出して部屋に掃除機かけた。ああ、気持ち良くなった。さあ、後は買い物に行くだけ。

 

 おでんを作ることにした。一週間に一度しかスパーマーケットには行かないが、ある時、あるレジ係の女性になぜか親しみを覚えた。私の娘と言っていい年頃だろう、話しかけたいと思った。何をネタに話しかけようか、あ、いい物があったと持っていた奥出雲酒蔵がこしらえた買い物袋を見せてみた。「これ、酒造りで余る米ぬかで作ったらしいよ」。

 

 そしたらどうだ。「私も奥出雲町出身です」。あ、そうか、だから親しみがあったんだ。懐かしさがあったんだ。以降、その女性の打つレジに並ぶことにしている。時々彼女の口から出る奥出雲弁が懐かしい。あのイントネーションが懐かしい。どうやらひとり暮らしの寂しさは、懐かしさを恋うるものらしい。

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