ツワブキ

2024年10月27日

ツワブキ ツワブキの花が咲き始めた。秋が更けていく頃、この花が咲きはじめる。この花は太陽の陽射しが似合わない。遮断されて陽射しの届かない場所に静かに咲くのが似合っている。この花は、冬を呼んでくる花なのだと子供の頃からそう思っていた。だからこの花を見ると、寂しさが増していく。

 

 今朝は久し振りに自治会の掃除があった。年配の女性の人と目があった。新聞投稿、この頃しないのねと話しかけてきた。いつだったか,NHKのテレビ番組で、東出雲町の黄泉の国の話が放映された。東出雲町には、黄泉の国の入り口がある。そこにある郵便ポストに手紙を入れると、亡くなっていった家族や友人に届けてくれる。

 

 東出雲町の商工会が、そんな発案をした。私も一度だけ、そのポストに投函したことがある。そのことを山陰中央新報のこだま欄に投稿して採用された。かなり以前の話だが、あれ読んだよって話になった。テレビ放送で、懐かしく私の投稿を思い出してくれたらしい。(2022年5月31日のこの店主日記参照)

 

 他にも、いろいろな自治会の仲間と会話した。そんなに親しくしてるわけではないが、その会話によって心がほっこりとしてきた。そんなに私は人との会話に飢えているのだろうか。そう思った。それとも、年齢を経て、気持ちが軟弱になってきているのだろうか。そうかもしれないね、ツワブキの花を見てただけで寂しくなっていくんだもの。

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