恩敬寺

2024年01月11日

 今日の午前中、妻の七回忌の法事の予約にお寺に行った。妻の葬儀の時、お寺はどこにいたしましょうと葬儀会館の担当者に言われた。はたと困った。仏教のことなど、末っ子の私は今まで考えたことなどなかったからだ。そしてふと思いついた。専攻は仏教とは違っていたけれど、妻は京都の大谷大学に通っていた。そんな訳で、真宗大谷派の恩敬寺にお願いすることになった。

 

 いつものコンビニで昼ご飯代りのクリームパンを買った。コンビニの行き帰り、温かい陽射しが路上に降りそそいでいた。背中が暖かくて気持ち良かった。そんな陽気が、在りし日の妻の記憶を呼び込んでくれた。次から次と、妻との思い出が蘇ってきた。泉のように、とどまることなく楽しい思い出がめぐっていった。なぎさ、君は俺の心の中に生きているんだよ。俺たち、ふたりでひとりなんだよ。

 

恩敬寺

 

 写真は先日、美保神社の無料駐車場から写したものだ。この写真のシャッターボタンを押した場所に、以前釣り堀があった。海の魚を釣ることができた。新婚の頃、この釣り堀に妻とふたりでやって来た。はしゃぎながら釣りを楽しんだ。私は鯛を釣り上げた。その晩、その鯛をどう調理して食べたのかは記憶にない。楽しかった釣り堀の釣りの記憶は鮮やかに脳裏に焼き付いている。。

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