生命力のたぎり

2023年04月27日

 昨日、午前中のうちに出雲市の息子に面会した。その後、車の調子が良ければ三瓶山に行きたかった。だが再び出雲大社に行くことにした。水曜日の平日とあって観光客はこの前来た時と比べれば少なかった。お陰でとっぷりと思い出に浸って参道を歩けた。

 

新緑

 

 朝までは、昨日来の雨が残っていた。出雲市に向かう途中、雨は止んだ。大社に着いて、歩き始めたお昼過ぎから陽が差してきた。天候には申し分なかった。先日と同じ場所に車を停めた。ゆっくりと歩いた。参道のすぐそこの新緑が陽を浴びて眩しかった。生物の生き生きとした生命力がうらやましかった。

 

 帰宅して、風呂を洗って湯舟に湯を溜めた。今年二度目の湯船入浴である。夕日が風呂の窓ガラスを染めていて明るい。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かった。温かかった。温かさを感じると同時に、今日見たあの新緑のような、自らの生命力の滾りを感じた。湯舟には、そんな力があるのだろうか。それとも、夕日の力なのだろうか。

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