至福の時間
2022年10月17日
このごろ、目覚まし時計で目が覚める。そりゃあそうだろうと思われるかもしれないけど、目覚ましが鳴るまで眠れるようになったということだ。妻が亡くなって、眠れなくなった日々が続いた。そして今やっとぐっすりと眠っている。だが、妻に対しての、懐かしむ思いはより強くなったのはどうしてだろう。
晴れてたら、木漏れ日の美しいあの道を通って西の原に着いた彼女、いったんここで車を停めたらしい。そしてやがて再度走り出した。ほんの少し走ったところに牛が放牧してあるのに目が留まった。これから秋桜畑に向かうのだろう。
私が彼女と知り合って話すようになってから3年近くになる。極たまに、落ち着いて話し合うことがある。二人に共通する所は、長生きしたくないねってことだ。決して死にたいってことではないが、足腰立たぬまで、そこまで生きたくないねってことだろう。私の人生を振り返る時、変化が多すぎたって、そう思う。生きることって、辛いねってそう思う。今、彼女は何を思って生きてるのだろうか。
明後日の定休日、私も三瓶山に行ってみようと思う。49日の法要の後に泣きながら走った北の原に向かう上り坂。妻との思い出を胸に走ろうと思う。西の原に車を停め、コーヒー飲みながらサンドイッチかじって文庫本を読もうと思う。今の私にとっては至福の時間だ。
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