美保関行

2022年02月10日

 美保関港

 

 3月になると娘も忙しくなるだろうからと、今のうち、できるだけ外に連れ出すようにしたい。昨日は美保関行き。できるだけ、長く話せるように遠回りをして行く。米子空港の横を通る内浜産業道路。ゲゲゲの鬼太郎を奏でるミュージックロードを走る。

灯台

 

 美保関港駐車場から見る眺め、かすかに大山が見えている。一文字に伸びた防波堤にポツンとひとり釣り人が。「いい風景だろ」って言う私の言葉に、「寂しげだわ」って娘。そうだよね、ひとり一人、見る目が違うんだよね。・・・青石畳を歩いた。灯台にも行ってみた。

 

 帰りも米子市を通る。今度は外浜産業道路。大山が、だんだん大きく近づいてくる。雪をかぶった山肌が太陽の光を浴びて真っ白に輝いて見える。「走る道路、どの道を走ってもみんな思い出の道。見るもの見えるもの、聞こえてくる音何もかもが俺たち二人の思い出なんだ。だから、こうして車で走っている時が一番心安らぐ」。そう娘に聞かせた。

 

 安来市の国道9号線を走る時、私の目線が走る。「あのコンビニ思い出の場所?」と娘。「清水寺に行った時、帰りに寄ったんだ。『ほら、あなたじゃない。銀杏踏んで車内が臭うのは』って、そうあいつが言ったんだ。昨年の暮れにあそこでショートケーキ買った。そして、仏壇に供えた」

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