正月準備

2021年12月23日

 定休日にはよく仕事が入る。朝9時に鍵渡しがあった。それを終えて出雲市に行って息子と会って、その後奥出雲町に向かった。今年最後の先祖の墓参を終える。鬼の舌震に立ち寄った。駐車場に一台の車もない。トイレも閉鎖されている。土産店も冬季の閉店なのだろう。「鬼のはなくそ」もあきらめた。

 

 亀嵩道の駅に行く。正月の準備をしよう。10個ばかりの餅を買う。雑煮の餅海苔も。奈良漬、赤天も買った。そして、一番の目的は日本酒だ。赤い字で「からくち」と記された一升瓶を買った。これだけあれば正月は十分。また、ひとりの正月だから。あ、昼めし食うの忘れてる。

 

 奥出雲町の雑煮がおもしろい。醤油味のすまし汁。これが濁らぬよう、別の鍋で餅を煮る。双方をお椀に入れたら酒でほぐした海苔を載せる。これで出来上がりだ。シンプルだけど、これが旨い。海苔は出雲市の十六島(うっぷるい)産のものを使う。この雑煮を「ウップリ」と言うそうだ。奥出雲町あたりから、国道54号線を広島県の三次あたりまでがこの雑煮だそうである。

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