同じ思いの人がいた
2021年03月18日
午前中、買い物を済ませた。鍋の残りでカレーを作ってみた。昼ごはんにしたが案外いけた。朝の墓参の後、ボウリングをしようと思っていたのに、急に行きたくなくなった。今、家にいても何か空しい。この空しさって、何だろう。
こんな時には車がいい。エンジンをかけ、とりあえず走りだす。宍道湖北側の国道を走る。出雲市の平田町に来た時に行き先が決まった。出雲大社に行こう。参道を歩こう。幸せそうな人々達がいっぱいだけど、だけど構うもんか。
ここに並んで写真を写した。妻たちのグループ3人と写真に収まった。この日がふたりの出会いの日だ。数日後、手紙が届いた。封筒には、4人の写真と手紙が入っていた。そしてしばらくの後、二人の恋は芽生えた。いや、出会いの日から芽生えていた恋なのかもしれない。
マスクっていいな。下手な歌を口ずさんでも見えないもの。誰にも聞こえないもの。それでも小さな声で歌う。「幸せそうな人々達と岬をまわる ひとりで僕は」 それからも、何度も一緒に歩いたこの参道。その思い出が嬉しい。それが空しい心を救ってくれる。
帰り、再び妻に会いに行く。近所のお墓に、私と同年配ぐらいの女性が花を生け替えていた。初めて会う人だが、訊ねてみた。「(眠っていらっしゃるのは)ご主人ですか」って。「そう、2年半前に。それなのにまだ寂しくって」・・・心が通った。私の目にも、彼女の目にも、涙がにじむ。
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