勝山の想い出
2023年10月12日
こがね色だね。・・・稲穂が、朝日に輝いていた。そして黄金に光って見えた。だから私はこがね色だねと囁いた。妻は黙っていた。でも、それを否定する気持ちはなかったようだ。うなずいているようにも見えた。昨日は皆刈り取られて稲穂はなかった。だが、国道181号線を勝山に向かって走っている時、そんな7年ほど前の記憶が昨日のことのように思えた。
何かと、もの想う秋。誰しもセンチメンタルになってしまうのかもしれない。だが、心に悲しみという傷跡を残している者ほど、センチメンタルな深みにはまり込んでしまうのかもしれない。そんな時には、無理にはしゃいだりはしない。むしろ、悲しみという思い出の中にどっぷりと沈み込んだ方が、より心は、落ち着いていく。5年半の年月が、それを実行する私に育ててくれた。
もう、ずいぶんも前に何度かやって来たことのある岡山県真庭市勝山町。しばらくご無沙汰していたが10年程前に、妻とぶらりとやって来た。その時、おやっと思った。町のいたる所の民家や、商店の入り口に暖簾を見た。以来、その雰囲気が気に入って何度も訪れている。その度に、この町は魅力を増していった。学校帰りだろう、すれ違った高校生が挨拶をくれたりするのも、この町の風情なのかもしれない。
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