若桜町

2019年10月10日

 食パン1枚にマーガリンを塗り、その上に目玉焼き(卵1個分)を載せる。大きめのコップ1杯のミルク。バナナ1本。これがわたしの平均的な朝食だ。遠足の日は早くに目が覚める。7時ちょうどに出発準備完了し、トリップメータをゼロにする。さあ、レッツらゴー。

若桜町

 

 果てしなく空は青い。気温も暑くもなく寒くもないらしい予報である。東に向かう車内のサンバイザーの有難さ。目的は鳥取県の若桜町の町並み散策である。藩政時代が色濃く残る町並みを歩いてみたいと以前から思っていた。それを今日実行するのだと思うと心わくわくする。

蔵通り

 

 150kmの道程を2時間30分で到着した。まずは観光協会に行く。散策順路や、気に留めて歩くべきもの、それは何かを聞くのも知らない町を歩く醍醐味だ。蔵通りを歩く。富裕層の蔵がたちならんでいる。絵にはなるけれども生活臭が感じられない。そしてカリヤ通りだ。

 

 カリヤって何だろうと聞くの忘れたけど、まあいいか。「若桜民工芸館」に入った。築100年のこの建物は入館料無料で町内の方々が憩える場所になっているらしい。年配の女性が説明してくれた。窓ガラス越しに小さな庭も拝観できるようになっている。

庭

 

 ほんの少し歩くと「昭和おもちゃ館」がある。これもかなり古い民家を利用したものだろう、昭和のおもちゃが所狭しと並べてある。皆見たことのある懐かしいものばかりだ。ガリ版印刷機(謄写版とも言ってたな)までも並んでいたのはおもしろい。

人形

 

 町歩きの最後は喫茶店。カフェの看板だと入りにくいのだが喫茶店と書いてあると懐かしい。70数歳だというママさんがいた。私と話が合わない年代ではない。町で出会ったどの人も心優しい人たちで心安らいだ。

 

 そして帰りのルートの決定をした。戸倉峠を越えて山崎から中国道に乗る。落合で米子道に乗り換えて山陰道で帰ってきた。10時間の行程は走行距離395km。島根県、鳥取県、兵庫県、岡山県と4県にまたがる快適な日帰り旅行だったことは言うまでもない。

 

 

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