~なんの因果で貝殻漕ぎなろた~と始まる貝殻節という民謡が鳥取の浜村にある。温泉で名高いところだ。国道9号線を浜村から右折し、南に20分走れば鹿野町に着く。本日の目的地だ。

鹿野城跡公園の池

 

9時出発。山陰道を名和町で降りて国道9号線を走る。懐かしい風景がフロントガラスから飛び込んできては両サイドのガラス窓から去っていく。何回この風景を見たのだろう。何回、松江・但馬間を往復したのだろう。三十数年間の記憶をたどってみたら150回、いやもっと多いのかもしれない。

鹿介の墓

 

 ある日、また鳥取に行きたくなって周辺の地図を見ていた。そういえばまだ、鹿野町には行ったことがない。改めて観光地図をネットで検索すると、おや?なのである。え、鹿之介の墓? 山中鹿介は戦国の山陰の三傑の一人、山陰の麒麟児ではないか。安来市の広瀬の尼子氏の武将ではないか。どうしてここに鹿介の墓が。

鹿野町町並

 

 散策の後、山陰道が鳥取市まで伸びたのを確認したかったので走ってみた。河原町の途中で引き返した。あとは松江市まで一直線、山陰道をひた走るだけ。この日の全走行距離は290km。

 

 追伸 本当に言ったかどうか、山中鹿之介は「願わくば 我に七難八苦を与えたまえ」で有名な武将なのだ。