絶世の美女

2020年02月08日

 イナタヒメ

 昨年の暮れ、娘とその婿殿を連れて我が故郷の奥出雲町に眠る先祖の墓参りをした。尾道から車でやって来た彼らと我が家で待ち合わせて30分後の昼ちょうどに松江を出発した。まず昼ご飯をと、奥出雲町の稲田神社の社務所を利用した「姫のそばゆかり庵」でそばを食べることにした。婿殿は鳥取市の出身である。割子そばの薬味にかつお節がおもしろいとこの前も言っていたのがおもしろい。

イナタヒメⅡ

 

 社務所の座敷に座卓が数卓並べてあって4人掛けに座布団が敷かれてある。その日はお昼も過ぎた頃とあって待合室で待つことなく席につけた。割子そばと仁多米で作られたおにぎりを注文した。久し振りでもないが近況などを話しながら頂く。旨い。同じ出雲そばでも、横田小そばを使ったそばはより旨い。舌鼓を打ちながら、この社務所からはイナタヒメとスサノヲノミコトの石像が立ててある庭も拝観できる。

 

 そして思う。この姿こそ、いにしえの神話時代の絶世のほんとうの美女の姿なのであろうか、と。

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