微笑んで草むらに

2024年03月16日

ホトケノザ 暖かい朝を迎えた。東向きの我が事務所は、朝日が射しこんでいて暖かい。エアコンのスイッチも入れないまま、この店主日記を付けている。少し前、陽気に誘われてカメラを持って隣の草むらに行ってみた。名前は定かではないが「ホトケノザ」だろうか、私を見て微笑んでくれた。

 

 いよいよ明日は妻の七回忌だ。一昨日の夕方、長女が孫を連れて出雲空港に着いた。孫は、私を見るなり怖気づいたようにそっぽを向いてしまった。だが、我が家に着いたら思い出したように、ほっとした表情を見せた。そして抱っこも許してくれた。

 

 そして今夕、姉と同じ時間の飛行機で末娘が帰って来る。孫を連れて迎えに行くことになっている。会うのが楽しみだ。そして明日の午前10時半、お寺に行くことになっている。妻の弟夫婦、妹親子、そして従弟がやって来ることになっている。妻も待ち遠しがっているに違いない。

 

 そしてこの七回忌、四十九日にも、一回忌にも、三回忌にもなかった感情が湧いてきた。妻が恋しくてしょうがないこの気持ち、会いたくてたまらないこの気持ち。どうしてこんな気持ちになってしまうのだろう。心が乱れている。すごく気持ちが乱れてしまっている。なぎさって、何度も何度も呼び掛けている。

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