店主日記

  • 大型連休 2024年04月27日

     巷は今日から大型連休に突入した。さて、我が社はどうしようか。家に価値タスというあの「カチタス」から頂いた月めくりの大型カレンダーの5月のページを開いた。まず、水曜日のすべての日に赤のマジックペンで数字を丸で囲んだ。そして、第2水曜日。はて、後はどうしようか。

     

     しばし悩む。3・4・5・6と赤い字が続いている。それを見ていたら、不意にもうひとりの私がつぶやいた。休んでどうする?。どこへ行く。何をする?。どこへ行っても連休は賑わってるよ。そうゆうの、お前嫌いなんだろ。

     

     だよな、でも、少しは休みたいしな。よし、決めた。4日と5日だけ休もう。二日だけ連休にしよう。な、それでいいよな。これに、もうひとりの私が答えた。・・・いいよ、いいよ、それでいいよ・・・。よし、じゃあ決まりだ。

  • 漁港の風景 2024年04月25日

     昨日の定休日、息子の見舞いに出雲市に向かった。息子に会えて一安心して、さあどうしよう。西に向かって走ってみるか。大田市の国道9号線で、ある案内板に気持ちが引かれた。通り過ぎて少し行った所でUターン。案内板の下を左折して漁港の方に向かった。

     

     漁港の船着き場の広場にたくさんに網が重ねて広げてあった。色とりどりの大きな網が無造作に重ねて広がっていた。こんな荒い網目でどんな大きな魚を捕るのだろう。大きめのサメ、それよりもっと大きな獲物を狙うのだろうか。海の男たちの働きが想像できて楽しかった。どんよりと空は曇っていたが、この網もまた絵になると思った。

     

    網

     

     ぼおっとして海を眺めていた。何のためにそうするのか分からないが、時々私にはそんな時がある。帰りの車の中で、今晩何を食おうかと考えた。あれでもない、これでもない。時間はたっぷりあるし、久し振りに一杯やりながらお好み焼きを作ろう。28cmのフライパンいっぱいの大きなお好み焼きを作ってみよう。よし、そうしよう。

  • 命日 2024年04月23日

     なぎさ、娘と孫は昨日の朝の飛行機で帰って行った。会えて楽しかった。嬉しかった。一週間、家で過ごしたから楽しい時間が長くて良かった。そのせいか、今朝は心地良い疲れを感じている。孫と一緒に遊んだ心地良い余韻がある。リフレッシュできたからまた仕事頑張れる。

     

     ところでなぎさ、今日は君の命日だ。6年目の命日だ。俺たちにとっては特別な日だ。だから今晩は、一緒に飲もうな。仕事も早めに切り上げて帰るから、思い出話しながら一緒に飲もうな。積もる話も山ほどある。明日定休日だから朝はゆっくりできる。だからとことん飲もうな。楽しみにしている。

  • じゃあ、またな 2024年04月22日

     あんなに楽しかった一週間が終わった。今朝、早い飛行機で娘と孫は出雲空港から飛び立って行った。今回の別れは、以前の別れより、より寂しかった。なぜだろう。孫が成長して、より可愛くなったからだろうか、それとも、私の心が老いて行くからだろうか。

     

     より寂しくなりそうで、飛行機が飛び立つのを待たずに空港を後にした。涙がさえぎって、時々視界がかすんでいった。グレープが歌う「精霊流し」を聴いた。「無縁坂」を聴いた。「縁切り寺」を聴いた。ステレオのボリュームいっぱいにして聴いた。そうでもしなきゃあ・・・

     

    宍道湖

     

     その足で、松江警察署に向かった。署内にある、交通安全協会へチャイルドシートを返すために。受付の女性にひと言話した。にぎやかだったのに、またひとりになっちゃった。帰られるとさみしくなりますよねえ、と慰めてくれた。「悲しみこらえて微笑むよりも、涙かれるまで泣くほうがいい」海援隊が歌う「贈る言葉」が、心の中を横切っていった。宍道湖は、雲をかぶってモノトーンの水墨画のように見えた。

  • 大山まきばみるくの里 2024年04月18日

     一昨日、娘と孫が帰ってきた。そして昨日、天気が良いし、暖かだし孫をどこか連れて行ってやりたいな、と娘に相談した。結果、大山の「ミルクの里」がいいと話はまとまった。自家用車のフロントガラスは昨夜の黄砂交じりの雨で汚れていた。かまうもんか。さあ、出発だ。

     

    大山

    律人 

     大山は黄砂に覆われて目に映る風景は霞んでいた。それでも、頂あたりの残雪は山肌のくぼんだ部分を埋めているのが確認できた。平地で20℃を越していた気温も、みるくの里では3℃ほど下がっていて風が冷たいと感じた。草原を歩くには、その冷たさが心地良かった。

     

     夕ご飯は娘がこしらえてくれた。久し振りに家族の料理を頂いて、その温かさと美味しさがひとり暮らしの私の心に染みた。いいもんだな。いいもんだなと、何回も何回も、私自身の心に呟いてみた。ほんとにいいもんだなって、そう思った。

     

     近況など話し合っていたら突然娘がこう言った。「お父さん、再婚したいの」って。会話の時々に女性が登場するからだろうか、そう思った。「いや、再婚はしない。俺の心にはなぎさがいる。なぎさは俺の永遠の妻だ。だから再婚はしない」。そして、ずうっと愛してるから、そう確認した。

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