たまにこんな日がやって来る

2023年05月27日

 いつものようパンを焼いて、目玉焼きとウインナーをサラダの横に置いた朝ごはんを食べた。そして朝の私のルーティーンの墓参をした。墓石の前にしゃがんで線香を供えてしばし妻に話しかける。なぜかいつも、山口県の萩市に旅行した時の妻の笑顔が見えてくる。

 

長濱

 事務所に着いた。空がどんより曇っていたからだろうか、流し台のあるバックヤードは薄暗かった。電気ポットに水を入れ、コンセントを差し込んだ瞬間気持ちが沈んだ。コーヒーを飲んでも、気持ちは晴れてくれない。二度と会えない妻の顔がまた浮かんできた。

 

 耐えきれなくなってしまったから、車に乗って外へ飛び出した。いつの間にか、八束町に行く埋め立て道路を走っていた。そして本庄を通ってだんだん道路を走って帰ってきた。私には、たまにこんな日がやって来る。

 

 写真は、「海を見ていた午後」に彼女撮影

 

 午後、管理している店舗の草木の手入れに行った。業者にお願いすればいいものを、私自ら汗かいた。午後晴れてきたから暑かった。額から噴き出る汗。昔趣味の自転車で走って流した汗のように、気持ちが良かった。ああ、すっきりした。

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